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建築場所神戸市長田区
震災後の土地区画整備の為、代替地として与えられた約13坪の狭小地に”人と同じ建物じゃ嫌だ!!”という想いから、以前住宅の設計を依頼した建築家に相談。
そんなきっかけで今回の新築計画がスタートしました。
2003.7.12 施主と初対面
登場人物
←建築家 橋本です。
←施主(夫)Sさん
←施主(妻)Hさん
←愛犬ダックス達
”約13坪の狭小地に個性的な住宅をお願いします。”という要望により今回の新築計画がスタートしました
要望 アプローチに玉砂利
ソーラーシステム 犬にとっても快適な家
リビングに床暖
インターホン(テレビ付き)
駐車場シャッター付き
浴室乾燥機
建物は出来るだけ高く ・・・・・・などなど
今回せっかく建築家に住宅を依頼するのだから、ハウスメーカーとは違う仕様・形態でオシャレな生活空間を提案してもらいたいです。
震災後の土地区画整備で代替地として与えられた敷地は約13坪の狭小地、近い将来公園に面する角地であるため、公園に対する視覚的な広がりや、空間を広く感じられる様な仕掛けを盛り込んでいきたいですね。 また外観は復興のメモリアルになればという想いを込めて創り上げたいですね。
2003.7 基本設計
ラフプランの作製プラン内容及びボリュームの検討資金計画の調整
今回は敷地がすでに決まっている事や施主の意向が建築家にお任せするとの事でしたので、建物の使い方をふまえ鉄骨4階建て案・木造3階建て
案のラフプランを作成しました。ここから施主の要望や湧き上がるアイデアを肉付けして、最終プランへと創り上げていく訳です。
なかなか断片的な要望ばかりで、自分たちではどんな家が望みなのかもイメージが掴めずにいましたが、スケッチを見せて頂いたりお話を聞かせて頂いているうちに具体的なイメージも掴めてきましたし、新たな要望も浮かんできました。いよいよ家づくりが始まったなと実感しました。
僕たちの遊べるところもいっぱい作ってくださいね。
でも打ち合わせばっかりで、たまには僕たちとあそんでくれ〜!!
わんわん
そうですね。僕たちも何枚もスケッチを描いたり、施主の要望を取り入れて形にしていくのが建築家の腕も見せ所ですからね。施主からのわがままも僕たちにとっては、新たなアイデアの生まれるヒントにもなりますし、出来ない物は出来ないとはっきりお断りもします。決して遠慮することはありませんよ。 今回は、色々な要望・形態を含め鉄筋コンクリート造3階建てにて計画を進めることになりました。
2003.8 設計契約・実施設計
敷地調査(地質調査など)基本プラン・仕上げ・設備・予算などの調整
基本設計を基に詳細な図面・構造・設備のチェック等実施設計を行います。今まで集めてきた情報全てを1冊の図面へと形を変える訳です。 ここでもあーしたらいいかな?こーしたらいいかな?とさらなる肉付けを繰り返し、最終的な図面に仕上げる訳です。 今回は特に予算面で苦労しました。狭小住宅はどうしても坪単価が高めとなり、施主の要望をかかなえられない部分もでてきました。
最後に図面を拝見してからしばらく時間があり、その間私たちは資金計画に翻弄されていました。最終いくらのお金を建築費にあてられるのか。はじめに先生から今回の住宅は予算が非常に厳しいと言われていた事もあり、多少要望がかなえられないところがあっても仕方ないなと感じていました。 しかし実施設計の図面説明を聞いている限りでは私達の要望がほぼ盛り込まれており(ソーラーシステムがなくなったのが少し残念)また、先生からの新たな提案や細かいデザインが盛り込まれて、さらにかっこいい建物になったと思いました。
2003.9 確認申請・施工業者選定
行政への申請(建築確認申請など)最終予算調整
施工業者選定
行政への確認申請もスムーズに終わり、施工者選定の為に今回は以前施工をお願いした施工者と施主のお知り合いの業者2社にて競争入札という形をとりました。
いよいよ施工者を決めると言うことで、なるべく予算以内に納めてくださいと願うばかりでした。出来れば中止していたソーラーシステムを復活させたいと多少の期待を持ちつつ・・・・・
しかし 2社とも予算に合わず、地元の業者・知り合いの業者を含め4社に再度見積依頼。 しかし 4社とも予算に合わず・・・・・・・ 最終手段として、今回は一番予算に近かった施工者に設計者より直談判!!お施主さんにも予算のUPと仕様変更・構造の検討等々。現設計の形態を崩す事なく、何とか予算に合わせることが出来ました。
最初工務店からあがってきた見積書を拝見したときは、頭の中が真っ白になった気がしました。と同時にこみ上げてくる怒りと崩れ去る夢の住宅のイメージが・・・かなりショックでした。 この先どうなる事やらと落胆しておりましたが、先生と打ち合わせ重ね、仕様の変更・資金のUP等話を詰めていく中で何とか予算内に納まることが出来ました。後からの話、先生が工務店に直接直談判して頂き工務店の方もかなり無理を聞いてくださったとの話を聞き、みなさんの協力があったからこそだと感じました。
2003.11 請負業者決定
工事契約
予算の把握は狭小住宅の計画に置いて難しい課題でした。長年の経験と勘から出した概算計画を上回る見積書があがって来たとき、かなり悩みました。仕様を落としたり、構造を一部変更するなど予算を落とさなければなりませんでしたが、決して安く仕上げるのでなくお二人のライフスタイルにとって満足のいく生活空間を創り上げるギリギリのラインでの予算調整でした。今回は特に施工者の協力が大きかったと思います。 請負金額も決定し、工事契約も無事終わりました。いよいよ工事スタートです。
月末には地鎮祭があり、今はまだ更地で何もないですが約5ヶ月後には自分たちのマイホームが出来上がるのかと思うと待ち遠しいです。現在の住まいがすぐ近くにあるため、現場もちょこちょこ覗かせて頂きます。
先生〜 僕たちの遊び場所ちゃんと作ってくれましたか?
最終完成予想パース